東京本谷有希子書店 01/26 木 -> 02/01 水

本谷有希子 Motoya Yukiko

私にとって本屋さんは「鏡」。本屋さんに行くと、自分のその時の状態が如実に出る。自分の本のコーナーを足早に通り過ぎてしまう時もそうだし、今すごく売れてる本に近寄れない時もそう。あと、カゴに入れる本に自分の本心が出るじゃないですか。たまに自分のカゴを見た時に、誰にも見せたくないラインナップの時があるんですよね。自分が普段感じていることとは別の無意識の部分で、何か見えるものが色々あるなって思っていて。「自分を直視する場所」だと思います。

人生を変えた10冊

  • (※2023年2月新装版発売予定)
    著:ウラジーミル・ソローキン 訳:亀山郁夫
    国書刊行会
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    「どんなつもりでこんなもの書くんだろう?」と本気で混乱した短編集。

  • 輝く断片
    シオドア・スタージョン
    河出書房新社
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    私の好きなSF作家の描く、異色の犯罪小説集。

  • コンスエラ―七つの愛の狂気 (※品切れ、重版未定)
    著:ダン・ローズ 訳:金原瑞人/野沢佳織
    中央公論新社
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    痛々しさが神々しさに変換される人々しか出てこない短編集。

  • 結婚
    末井昭
    平凡社
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    「なぜそこまでして他人といるのか」と自問自答したエッセイ本。

  • 最初の恋、最後の儀式(※品切れ、重版未定)
    著:イアン・マキューアン 訳:宮脇孝雄
    早川書房
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    不快なのに残る。でもやはり不快な、ショッキングな短編集。

  • 真贋
    吉本隆明
    講談社
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    賛否あれど、若い頃読んで色々考えるきっかけをくれた本。

  • 楢山節考
    深沢七郎
    新潮社
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    自ら進んで、山に捨てられようとする老婆のタフさに憧れる。

  • にんじん
    著:ジュール・ルナール 訳:高野優
    新潮社
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    不幸が素朴に描かれると、むしろ不気味になることを教えてくれた本。

  • 母の発達 (※品切れ、重版未定)
    笙野頼子
    河出書房新社
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    突き抜けて向こう側に行くことの素晴らしさを教えてくれた一冊。

  • フラナリー・オコナー全短篇 上(※『善人はなかなかいない』収録)
    著:フラナリー・オコナー 訳:横山貞子
    筑摩書房
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    人間のグロテスクさが暴かれる。切れ味の鋭さが魅力。

書店情報

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ブックスページワン イトーヨーカドー赤羽店
住所
東京都北区赤羽西1-7-1 イトーヨーカドー赤羽店6F
営業時間
10:00~20:00
定休日
無休
サイト
http://www.tokyo-shoten.or.jp/seinenbu/shop/tokyo/3600