東京羽田圭介書店 01/05 木 -> 01/11 水

羽田圭介 Hada Keisuke

僕にとって本屋さんは「あきない散歩道」。絶えず本が入れ替わっていて、1日おきに行っても違う本が置かれている。人体の細胞が入れ替わるみたいな感じで、延々と何かが入れ替わっている。永遠に変わり続けるものに触れていれば、決して飽きることはないと思うんです。そして、その中に散歩して入っていける。今の自分にとってそういう感じですかね。

人生を変えた10冊

  • 群青の夜の羽毛布
    山本文緒
    KADOKAWA
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    一軒家を舞台にした小説の盛り上げ方とはこういうものかと学び、自分のデビュー作へと繋がった。

  • ブエノスアイレス午前零時
    藤沢周
    河出書房新社
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    中学一年生の頃に読んだ際は面白さがわからなかったが、二〇歳の頃に読んだら、藤沢周さんの小説が最も自分にしっくりくるようになった。

  • 罪と罰
    ドストエフスキー
    新潮社
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    中学一年生時、アクションと風景描写の融合にのめりこんだ。

  • 掃除婦のための手引き書
    ルシア・ベルリン
    講談社
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    自分にはあまり馴染みのなかった風景を舞台に描かれる短編のどれもに、小さな裏切りがある。

  • 雨の島
    呉明益
    河出書房新社
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    ハイテクノロジーの事件により人間の精神がどう変容するかも描かれる。

  • シンセミア
    阿部和重
    講談社
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    数十人に及ぶ登場人物たちのほぼ全員が自分勝手で面白い。高校三年生時に聖地巡礼として神町まで行った。

  • リヴィエラを撃て
    髙村薫
    新潮社
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    純文学的な緻密な描写とサスペンスが両立しており、小説とはこんなにも面白いものなのかと、中学一年生時に感動した。

  • 砲艦銀鼠号
    椎名誠
    集英社
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    世界の細部に至るまですべて想像力で作り上げられており、没頭してしまう。

  • 超男性
    アルフレッド・ジャリ
    白水社
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    自転車にハマったまま二〇歳を迎えた際に読み、小説の自由とはなんたるかを知った。

  • 人生は驚きに充ちている
    中原昌也
    新潮社
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    中原さんの書くものは、小説もエッセイも日記もすべてにおいて虚栄心というものが一切感じられず、ただただ読みたくなってしまう魅力を放つ。

書店情報

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三省堂書店 神保町本店(小川町仮店舗)
住所
東京都千代田区神田小川町2-5
営業時間
10:00〜20:00
定休日
年中無休(元日を除く)
サイト
https://www.books-sanseido.co.jp/shop/kanda/